テルシオの生みの親コルドバ その3::人物列伝
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テルシオの生みの親コルドバ その3

2009-01-30 ; 人物列伝

少し空いてしまいましたが・・・コルドバの続きです。

前回までは、
テルシオの生みの親コルドバ
テルシオの生みの親コルドバ その2
になります。

セミナラの戦いで敗北したゴンサロは、ロデレオのみの歩兵では平地戦に適さないことを痛感しました。特に隊列の崩れない槍兵に対してどう戦うかが彼の悩みの種となります。
そんななか開発した陣がコロネリアです。

●コロネリア
まずフランス軍を見てみよう。
歩兵;槍兵による密集隊形
弓兵:歩兵の支援。(クロスボウとアルケブス銃)
騎兵:重装騎兵による防御力の高さと馬による機動力。敵の隊列を崩すのに適している。
砲兵:まだ初期の砲なので、重たい上に効力は低かった。ただ、城壁の破壊には必要。
これに対しスペイン兵は、
歩兵:軽装備・片手剣装備のため密集度は低い。
弓兵:歩兵の支援。(クロスボウとアルケブス銃)
騎兵:軽装備のため、機動力は高いが重装騎兵ほどのアタック力はない。
砲兵:機動力はないが、ゲリラ戦には適していたので質はフランスより高かった。
工兵:平地での戦いではないことが多かったので工作兵が割りにいた。
※工兵はき聞きなれないが、近代以降の戦いではかなり重要な任務を負う。古代では橋や兵が進むための道を作ったりしていた。近代以降においては地雷原の突破、塹壕の建築など重要な役目を担う。

ゴンサロは、まず剣主体だった歩兵に槍を持たせ、フランスと同様の槍兵による密集隊形を作った。
ただ、騎兵を重装備にするには手間だったのですばらしい戦術を彼は思いつく。
それは、工兵に塹壕を掘らせ(もしくは土嚢をつくり)騎兵の突進を止め、歩兵の隊列が崩されるのを防ぐという作戦であった。
この戦術は、野戦築城といわれる新しい戦術でイタリア戦において絶大な威力を発揮する。
※野戦築城の作戦は、日本の安土桃山時代には日本においても実現している。陣城というのが野戦築城にあたる。

●チェリニョーラの戦い前夜
新しい軍隊を作り上げたゴンサロは、対オスマン帝国との戦いでギリシャに遠征し、ケファロニアを獲得。その後、ムーア(ベルベル)人の反乱を鎮める。
(ムーア人はイスラム王朝として南スペインを支配していた人種です。スペインがレコンキスタを完了して以来、不穏な動きを見せるのは当然で、それを鎮圧した)
新しい軍隊(コロネリア)はこの二つの戦いでその威力が証明されていたが、ゴンサロにとって痛い敗戦だったセミナラの戦いでの復讐を果たす時がついにやってくる。
フランス王は先の戦いでの敗戦にもめげず、再びイタリアへ侵攻する。スペインとフランスはナポリの分割で合意し、ナポリは二カ国によって分割された。
しかしながら、スペインはこの機会にナポリ全土を手中に収めようと企てており、ゴンサロをイタリアに派遣したのだった。
ゴンサロは、戦力優位なフランス軍に対して、正面衝突を避け、補給線を断つことでフランス軍を誘導することに成功。
絶好の機会を得たゴンサロ率いるスペイン軍は、フランス軍の補給拠点であるチェリニョーラを襲い、陣地を築く。これに対しフランス軍も黙ってはおらず、チェリニョーラの奪還へ向かい、両者の戦闘が始まる。
次回はチェリニョーラの戦いからゴンサロの分析までを見てみます。

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