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ベリサリウスの会戦 閑話休題 ヴァンダル王国

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ベリサリウスの会戦 対東ゴート戦争
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ベリサリウスの会戦 対ヴァンダル戦争

2009-01-16 ; 人物列伝

ベリサリウスの対ヴァンダル戦争は相手方があまり能力が高くないように見えます。
それを否定することはしませんが、国内事情もガタガタだったのがあっさりと滅亡した大きな原因となってます。
まずは、ヴァンダル王国の概略を見てみましょう。

●ヴァンダル王国(439-534年)概略
・略奪王ゲイセリック
ゲルマン民族の侵攻に苦しんだローマ帝国はそれぞれの部族に建国する土地を与え、懐柔を図った。
その過程でヴァンダル族が建国を許された土地は、現在のスペインの東南部分にあたる地域であった。
しかし、建国を許された土地であったガルシアは他部族が居座り支配を続け、西ゴート族はローマの承認なしに勝手にフランス南部を支配する状況で、すでにローマの承認は飾りだけのものになりつつあった。(もちろん、許可にしたがって居座っている部族もいます)
そのような状況下、ヴァンダルに強力な王が勢力を拡大する。彼の名はゲイセリック(ガイセリック)。
ヴァンダルは係争地であり、土地もローマやカルタゴ(当時のゲルマン族の憧れの豊かな地)に向けて侵攻することを決意。
こうして、ゲイセリックはジブラルタル海峡を超え、カルタゴに侵入する。
これに対し、ローマは北アフリカの一部の土地を与えゲイセリックを懐柔しようとするが、ゲイセリックはそれを無視して、カルタゴを占領。
その後、さらに勢力を拡大し、シチリア・サルディニア・コルシカ島などを占領。ついにローマにまで進入するまでになった。
455年にはローマを占領し、略奪の限りをつくす(ローマの荒掠と呼ばれています)。
さすがに、ローマをはじめ各都市で略奪の限りをつくしていたゲイセリックに対して東ローマも苦しい財政状況ながらも軍を出し、バシリスクス将軍率いる東ローマ軍がゲイセリックと海戦を行うものの、結果は東ローマの大敗で終わる。
もはや止められるもののいなくなったゲイセリックは、ローマ后妃エウドキシアとその娘を連れ去り悠然とカルタゴに帰国。西地中海の制海権も取得し、アッティラを彷彿とさせるやりたい放題をしつくした。
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↑無断転載。皇女の想像図。
・ヒルデリック
ゲイセリックが亡くなると、彼一人のワンマン国家であったヴァンダル王国は勢力が衰えだす。次代フネリックの時代には東ゴート王国にシチリアを奪われ、カルタゴ西に住むベルベル人との摩擦が増大し、王国を磨耗させた。3代目グンタムントの時代にもベルベル人との抗争は絶えず、王国の体力はますます衰えていく。
4代目のヒルデリックは、ゲイセリックに連れ去られたローマ皇女の息子であったため、ローマの信仰する宗教であったキリスト教の派閥には寛容な政策を取った。
また、西ローマ帝国の血を引く王ということで、東ローマは宥和政策を取るようになる。
しかしながら、ヒルデリックは政治に関心はなく、ベルベル人との争い・政争はホアメルという人物にまかせっきりであった。しかし、ホアメルはベルベル人との戦争で敗死し、ヴァンダルを実質治める者がいなくなってしまう。
これに乗じ、ゲリメルはヒルデリックを廃し、ヴァンダル王となる。
この王交替事件を持って、西ローマ帝国の血を引く王が廃されたとして東ローマ帝国はゲイセリック時代の恨みを晴らすべくヴァンダル王国と対決することとなった。
ヴァンダル王国に攻め入った東ローマのベリサリウスをヴァンダル王国各地の都市で住民は歓待した。というのは、ヴァンダル王国の諸都市は略奪で荒廃していることも多く、ヴァンダル族はアリウス派を強要していた歴史もあり、旧ローマの民は反発を強めていたからだ。
(ただし、ヒルデリックは宗教に寛大であったため、彼の時代には反発は抑えられていたようだ)
ゲリメルは東ローマとの戦争中も自国の都市の略奪をしていたりしたため、人心はすでにヴァンダルにはなく、自国が所持している軍隊が倒れると市民が立ち上がることもなくあっさりと滅亡することになった。
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