ベリサリウスの会戦 対ヴァンダル戦争::人物列伝
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ベリサリウスの会戦 対ヴァンダル戦争

2009-01-14 ; 人物列伝

対ペルシア戦争で倍の敵を打ち破ったベリサリウス。このころはまだ年配の部下に嫉妬される程度で皇帝にはひどい扱いを受けてません。
ヴァンダル戦争では、次の東ゴートや対ホスローに比べればまだ兵力が多かったので、ベリサリウスも手腕を振るいやすかったことでしょう。見るほうからしてみればつまらないんですが・・・・。

ヴァンダルは、現在の北アフリカのチュニジアあたりにある国です。


今回の会戦はこの二つ
アド・デシミウムの戦い
チカメロンの戦い(カルタゴ近郊)

●アド・デシミウムの戦い
ぐーぐる先生に聞いてみましたが、さすがにマニアックすぎて何も教えてくれませんでした。
(配置図がほしかったんですが・・・)
船団を率いてカルタゴ近郊の沿岸地域に到達したローマ軍は、ゲリメル王率いるヴァンダル軍と対峙する。
ローマが攻め入った後にトリポリ・サルディニアがローマに寝返り、その対応に追われていたため、ヴァンダル軍はサルディニアに遠征軍を出しており、このときの兵力は少ない。

アド・デシミウムの戦いの初期配置図は、
vandar.gif
さすがにこの図はどうかと思いますが・・、両軍とも歩兵を中央に置き、両翼に騎兵を配置しています。
※兵力図
・ローマ軍 15000人 指揮官 ベリサリウス
・ヴァンダル軍 11000人 指揮官 ゲリメル(ヴァンダル王)、アマタス(王の弟)
戦争がはじまると、ヴァンダル王ゲリメルは約7000の兵を率い、ローマ軍左を打とうと丘を駆け上がる。それに対しベリサリウスは、騎兵300を前方に、騎兵600を左翼に配置し、残ったアマタス率いるヴァンダル軍に突撃する。
ローマ軍左翼とヴァンダル軍右翼の騎兵同士の戦いは、機動力に勝るローマ・フン族騎兵が圧倒し、そうそうにヴァンダル軍右翼は四散。
残ったアマタスは兄ゲリメルが来るまで耐え抜かねばならなかった。
しかし、長時間持ちこたえられず、ローマ軍は中央突破を果たし、アマタスは戦死。
アマタスが戦死したことで、ヴァンダル軍中央は敗走する。
これを見たベリサリウスは、その勢いを買って半数の兵力を持ってヴァンダル残兵を追撃する。
一方そのころ・・・・・・
ゲリメルは丘の中で迷っていた・・・。
ようやく丘から出ることができたゲリメルが見たものは弟の死体とおびただしい数のヴァンダル軍の死体だった。
この時攻めれば、ベリサリウスが指揮したローマ軍約半数は追撃に出ており、充分残ローマ軍を壊滅できたが・・・・。
何を思ったかゲリメルは、弟アマタスの葬儀を厳かに執り行い・・・・弟の冥福を祈った・・・。
そうしている間に、ローマ軍は追撃から帰還し、ゲリメルと激突する。
この戦いは乱戦となり、消耗戦がしばらく続いたあと、指揮の差が出てくる。
葬儀で指揮の落ちたヴァンダル軍と追撃で指揮のあがるローマ軍。
その結果、時間がたつにつれてローマ軍が優勢に立ち、ゲリメルはカルタゴと反対方向の丘に退却した。

●チカメロンの戦い(カルタゴ近郊)
もう・・図を書かないでおこう・・・・。
サルディニアに遠征していた兄王ザノンと合流したゲリメルは、川を挟みローマ軍と対峙する。
※兵力図
・ローマ軍 15000人 指揮官ベリサリウス
・ヴァンダル軍 50000人 指揮官ゲリメル・ザノン(王の兄)
川を挟んで対峙した両軍。まずはローマ軍が川を渡り、ザノン率いるヴァンダル軍に当たる。しかし、あっさりとローマ軍は後退し、川の向こうへ敗走する。
これをローマの弱気と見たザノンは、川を一気に渡りローマに突撃をすることを決意。
川を渡りきった直後のヴァンダル軍を待ち受けていたのは、すさまじい弓の嵐だった。
弓の嵐の後、ローマ軍の突撃を受け、ザノンは敗死。
これを見たゲリメルは依然として兵力有利でありながら、退却する。
この戦いが決定となり、ゲリメルは降伏。
こうしてヴァンダル王国は滅びた。

少しヴァンダル王国について補足したいと思いますので、次回補足します。
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