尊厳者「オクタビアヌス」::人物列伝
FC2ブログ

尊厳者「オクタビアヌス」

2005-08-07 ; 人物列伝

オクタビアヌスは帝政ローマを創始した人物で、カエサルの養子であった。カエサルとその歴史については、カエサルその1を参照にしてください。

●オクタビアヌス勇躍する
カエサルは、ポンペイウスを破り、クレオパトラをエジプト女王にし、小アジアのポントス王を破り、前46年にはアフリカの元老院を破り、翌年ローマに凱旋する。
彼は終身ディクタトル兼インペラトール(終身最高軍軍司令官、エンペラーの語源となる。ようするに、王の位。)となり、独裁権を握る。
彼は内政を整備し、才能をいかんなく発揮するが、王位につこうとしたことで、元老院から反発を買い、共和派のブルータス・カッシウスらに暗殺される。
「ブルータスお前もか」という言葉は有名である。
カエサルを暗殺して、共和制保護者の英雄として迎えられるともくろんでいた、ブルータス達であったが、逆に善政を敷いたカエサルを暗殺した者として猛反発にあい、ローマを逃げ出すことになる。
カエサルの死後、彼の姪の子で遺言でカエサルの養子となった、ガイウス=ユリウス=カエサル=オクタビアヌスとカエサルの部将であったアントニウスとキケロを中心とする元老院が、激しい勢力争いを繰り広げたが、前43年オクタビアヌスは元老院と対立しローマに進軍してコンスルの地位につくと、カエサルの部将であったレピドスが仲介に入り、アントニウスと和解し、第二回三頭政治が開始された。
三頭政治で、オクタビアヌスはガリアとイスパニアを支配下に置くことになった。

●アントニウス
カエサルを暗殺したブルータス・カッシウスがバルカン半島で勢力を拡大し始めると、アントニウスはこれをフィリッピの戦いで破り、名声を高める。
名声を高めたアントニウスは、再びオクタビアヌスとの対立が深まるが、前40年には協定が結ばれ和解。
第二回三頭政治で、アントニウスはローマ東方の属州を支配することとなり、また、オクタビアヌスの姉と結婚し、結束を強めた。

●レピドス
第二回三頭政治で、アフリカ地域を得たレピドスは、アフリカ地域だけではあきたらず、シチリアの領有まで求めたため、オクタビアヌスと対立する。
しかし、オクタビアヌスに失脚させられ、政界から引退する(前36)。
そのため第二回三頭政治は崩れ去る。

さて、ここまで見ると、アントニウスとオクタビアヌスが上手くローマを統治していくように見えます。しかし、エジプトのクレオパトラの存在が、二人の歯車を大きく狂わすのです。

●三頭政治崩壊
第一回三頭政治の時もそうであったが、東方地域にはパルティアという強国があった。
東方を支配下においたアントニウスは、軍費を稼ぐためエジプトに目をつける。
カエサルの死後、エジプト女王として君臨していたクレオパトラを呼び寄せ協力を仰ぐ。
その時に、クレオパトラのあまりの美貌に魅入られたアントニウスは、エジプトに滞在する(前40年)。
ローマに帰国後、対立していたオクタビアヌスと和解(前40年)。そして、彼の姉を妻にめとったアントニウスは、オクタビアヌスとの結束を強める。
しかし、クレオパトラとの恋におぼれていたアントニウスは、前36年パルティアに遠征するも、大敗北を喫し、エジプトにキプロス島などを寄進したいわゆる「アレクサンドリアの寄贈」が公になり、ローマの裏切り者として非難される。
さらに前33年、クレオパトラと結婚するために、オクタビアと離婚。
これにもう我慢の限界を迎えたオクタビアヌスは、前32年エジプトに宣戦布告。
アントニウス軍 兵 約70000人+騎兵12000人
オクタビアヌス軍 兵 約80000人+騎兵12000人
アクティウムで決戦が行われ、それにオクタビアヌスが勝利し、二人の争いに終止符が打たれた。
アントニウスとの戦いに勝利したオクタビアヌスは、父カエサルの教訓を忘れてはおらず、元老院と調整をとりながら、表面的には「第一の市民」と「尊厳者」という称号を与えられ、共和制の伝統を尊重した。
実質は独裁だったのだが、この手法により、ローマに帝政を敷くことに成功する。

ランキングに参加中です。FFにまけるな!大航海ブログ!


  • つづきの部分は商館の商品情報です。
    ジーニアス東郷の商館情報
    さいきん牧場化している朧月商館です・・・。

    8/7 1:00現在
    ■牛、鶏、野うさぎ、ヤギ、羊
    ■木の実
    ■亜麻
    ■ベルベット
    ■かじき、サケ、マンボウ
    ■コルセアアート
    ■カリビアンシャツ、モラ
    ■船大工のかなづち
    ■宝石箱
    ■名匠デミ・キャノン12門
    ■撤収の鐘
    ■魚介のピザ
    ■たらのワイン蒸
    ■鶏丸焼きにんにく炒め
    関連記事
    Entry Status
    New >>
    「串刺し公」ブラド=ツェペシ
    << old
    五賢帝

    Comment

    Post a Comment









    管理者にだけ表示を許可

    Trackback

    http://dolmeke.blog11.fc2.com/tb.php/86-f1b111e2

    歴史ファンの大航海時代 Home | Page Top▲