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鉄の皇帝バシレイオス物語 その9

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2007-08-01 ; 人物列伝

歴史とは勝者の記録である。敗者の記録は残らない。
【ミルミル・ハミール著「歴史考察」より】



サムイルという名前を聞いてわかる方はどれだけいるだろうか?彼はヨハネスによって一旦滅ぼされたブルガリア帝国を再興した人物だ。
ヨハネスはブルガリアを征服した際、皇帝ボリス二世と皇族を全てコンスタンチノープルに幽閉し、ブルガリア帝国は一旦滅亡する。その後、ヨハネスが亡き後、マケドニアの地方長官であったサムイルはビザンツの混乱に乗じて叛乱を起こす。サムイルの話はバシレイオスの話とリンクするのでこの先は彼の歴史と共に語ろう。

976年ヨハネス二世の死によって、バシレイオスは正帝に即位する。18歳のときであった。正当なマケドニア王朝の血筋とはいえ、バシレイオスには実績というものがなく、世間では置物と噂されていた。
そんな彼に対して、有力な軍人や貴族、大商人たちは虎視眈々と勢力拡大を狙っていた。ビザンツが強大になったために、国内の有力者たちもまた野心が芽生えていたのだ。
しかしながら、国庫は火の車。先代二人の皇帝の戦争につぐ戦争のため、財政は底をついていたのだ。それに加え高すぎる軍人への給料。
現在の支配は限界に近づいているのは、皇帝・内政担当の元老院も把握するところ・・・・。
しかも、敵は数多い、南方のイスラム、バルカンのスラブ系民族、ハンガリー、ポーランド、フランク・・・・。
980年のこと、バシレイオスはついに軍事費の削減を決定する。また無駄な出費を下げるためイスラムへの攻勢は一旦取りやめをあわせて決定。
それに対し、亡きフォカス帝の甥バルダス・フォカスは公然と反旗を翻す。その内乱を見た旧ブルガリア帝国のマケドニア長官サムイルは、ブルガリアの旗を掲げて叛乱を起こす。サムイルの勢力の伸張は著しく、オフリド(現在のマケドニア共和国の首都)にて、ボリス2世の弟ロマンの共同統治者として皇帝に即位する。そこから一気にサムイルは、バルカン半島西北部を支配。
これに対し、バシレイオスはバルダスに対してはシカカーク・シカツーノ親子を当たらせ、最も強力なイスラム方面防衛にはルヴァを当たらせた。そして自らは985年にブルガリアへ遠征する。
しかし、このとき、バルダスの勢力は大商人アンドレセンと手を組み小アジア北部ならびに黒海北岸セヴァストポリに至るまで支配領域を広げたのだ。
このことに看過できぬバシレイオスは、サムイルとの戦いを途中で放棄し、一旦コンスタンチノープルに引き返す。このサムイルとの敗戦によってブルガリアはますます伸長し、アドリア海から黒海に至るバルカン半島の大部分を支配するまで巨大化する。

コンスタンチノープルで対策を練るバシレイオスの下に、遠征しているはずの旧友が謁見を求めてきた・・・・。
「シカツーノではないか!いったい何があったのだ?」
「陛下・・・」蒼白な顔でシカツーノは言葉をつむぐ・・。
その顔を見たバシレイオスは、側近を全て外に出し、あらためてシカツーノを迎え入れた。
「どうしたんだ?シカツーノ?」
「バシレイオス様・・。あなたにお伝えしなければならないことがあります・・・。」

続く
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