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鉄の皇帝バシレイオス物語 その7(二人のルーシ) 

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2007-07-26 ; 人物列伝

かなり期間があいてしまいました。ああああの冒険とか書いてたので・・。
前回までの記事は、人物列伝カテゴリーを参照にしてください。
では、バシレイオス物語をお楽しみください。

ルーシは炎のようだ。後々まで我々にそう思わせたのはスヴャトスラフがいたからだ。
【ミルミル・ハミール著「ルーシ」より】



まず、前回書ききれなかったスヴャトスラフ1世について軽く触れておく。
スヴャトスラフ1世は、祖先ノルマン人(キエフ公国はノルマン人が立てた。)の荒々しい血を色濃く受け継いだルーシ(大公)であった。父イーゴリが69歳の時、トレヴャン族に暗殺されたため、スヴャストスラフは3歳でルーシに即位するがまだ幼かったため母のオリガが摂政として政治を取り仕切る。
オリガは夫を殺害したトレヴャン族に対し徹底的で苛烈な復讐を実行する。幾度かに渡るトレヴャン族との戦いの中で、幼いスヴャトスラフはすでに好んで戦闘に参加していたという。(トレヴャン族は最終的にキエフに滅ぼされる。)
964年にスヴャトスラフは政治を取り仕切るようになると、周辺諸国にこんな通知を出す。
「我、汝らと戦いたいと思う」
翌年には好戦的なキエフ公国とヴャチチ族が交戦する。戦いをつうじて、ヴャチチ族のバックにはハザール王国が存在するとスヴャトスラフは知る事に。
ハザール王国は、かつて中央アジアを制圧した突厥(とっけつ)に従属していたが、突厥の衰退後独立(7世紀中ごろ)し、8世紀末には支配者層がユダヤ教を受容した珍しい遊牧民族の国家。この時代にはすでに衰退期に入ってはいたが、領土は広大である。
この広大な王国に対し、スヴャトスラフはわずか二年で征服を成し遂げてしまう。戦争では常に先陣をきりたがる勇猛果敢ぶりだったらしい。
キエフ公国が次に目をつけたのがバルカン半島のブルガリア帝国。ブルガリア帝国は名君シメオン一世が没してから(930年ごろ)、ビザンツ帝国の反撃もあり国力を衰退させていた。とはいってもビザンツと同等かそれ以上の力を当時保持していた。(シメオン一世時代にビザンツは完全に敗北している、コンスタンチノープルへの入城まで許している)
スヴャトスラフは、ブルガリア帝国を攻撃する姿勢を見せるとビザンツのフォカス帝もそれに好意的であった。ビザンツの様子から967年キエフ公国は、ブルガリア帝国へ侵攻する。
精強な遊牧民族を破ってきたキエフ公国軍にブルガリア帝国軍は完敗し、現在のモルドバにあるペレヤスラヴェツに入城・占領。しかし、キエフ本国で内乱があり急遽帰国することになる。
内乱平定後、本格的にバルカン半島の支配に乗り出すべくスヴャストスラフは、さきほどのペレヤスラヴェツに拠点を置く。しかしこれは、ビザンツ帝国と直接対峙することを示していた。また、これに先立ってビザンツはこれらの動きからブルガリア帝国と和平を結びキエフ公国への戦争準備を進めていた。
そしていよいよキエフ軍は、971年にビザンツ領トラキアに進入。フィリッポポリスを占領した。これに対しビザンツのヨハネスは、重装歩兵とギリシャ火をもちいて反撃、キエフ軍を敗走させ、占領されていたブルガリアの首都を奪回することに成功。そしてついにブルガリア北部にまで追い詰められたスヴャトスラフはここで二ヶ月に渡り篭城するもかなわず、ビザンツ包囲網突破を試みる。しかしそれもかなわずヨハネスと講和することになった。
この講和で、スヴャトスラフはバルカン半島から手を引く事をビザンツと約束。ビザンツの強さを知ることになる。これが次の代ウラジミールとバシレイオスに大きく影響を及ぼすことになる。
この後、キエフへの帰途途中、以前反乱を起こした勢力の奇襲にあいスヴャトスラフは暗殺されてしまう。猛々しいルーシはわずか30歳でこの世を去った。
ビザンツ帝国の文書に彼について記述がある。

彼は中背で頭は禿げ上がっていたが片側に高貴な身分を示す一房の巻き毛を残し、肩幅が広く頑健で、性格は荒々しく真摯かつ大胆。厳しく近寄りがたい風貌の人物であった。(WIKIPEDIAより)

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Comment

Falcis : 2007年07月27日(金) 01:31 URL edit
ノートスでほそぼそと航海しているファルシスというものです。
こっそりひっそり見ていましたが、毎回本当に楽しませて頂いています。
歴史が大好きなので、同じことをやろうとしていたのですが、レベルが違いすぎます^^;
これからも楽しみにしています^^
ハミルカル : 2007年07月27日(金) 08:09 URL edit
そういや私もこっそりひっそり見ていて書きたくなった一人だったなあ・・。
シンクレア : 2007年07月27日(金) 14:46 URL edit
ギリシャ火って、冒険クエにもあるギリシャ火( ; ゚Д゚)?
勉強になりますc⌒っ;;・∀・)φ
めけ : 2007年07月30日(月) 09:05 URL edit
Falcisさん>>
コメントありがとうございます。最近質も量も低下してまして申し訳ない・・。Falcisさんのブログ立ち上げに期待!
みるみるさん>>
これからも書き続けるべし!
シンクレアさん>>
ギリシャ火はビザンツの歴史でしょっちゅう出てきますよ。最終兵器なんでしょうかー。クエでも出てきましたー。
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