アレクサンドリアは都会なのか?::歴史雑学
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アレクサンドリアは都会なのか?

2005-07-26 ; 歴史雑学

とにかくアレクサンドリアが都会だと言い張るジーニアス河井氏
はたして、アレクサンドリアが都会なのかどうかを検証してみましょう。

●アレクサンドリアの成り立ち
マケドニアのアレクサンドロス大王は、シリアに遠征し(前332年)、フェニキア人の都市「ティルス」を攻略する。
エジプトにその歩を進めると、エジプトではペルシアからの解放者として、迎え入れられる。
アレクサンドロスは、その地で半年間滞在し、ナイルの河口にティルスにかわる商港・軍港を建設し、アレクサンドリアと名づけた。
アレクサンドロスは、ギリシア人の文化とオリエント(ペルシア)の文化の融合政策をとったことから、ヘレニズム文化が生まれ、アレクサンドリアはその中心地としておおいに栄える。
そして、アレクサンドロスが亡くなり、エジプトはプトレマイオス一世が支配し、プトレマイオス朝を開くと、アレクサンドリアはエジプトの首都となる。
プトレマイオス一世は、アレクサンドリアにムセイオンと呼ばれる大図書館を建築し、この地に世界中からの学者を集め、文化活動を奨励した。
このため、アレクサンドリアはヘレニズムで一番栄えた都市になる。
「アレクサンドリアにないものは雪だけである」という有名な言葉を残し、人口も後のローマを凌ぐ100万人以上であったという。
このころのアレクサンドリアであれば、ジーニアス氏が「首都」といってもまったく差し支えないと思われる。それどころか、この時代だと、世界一の都市といっても過言ではない。

●ローマ時代
プトレマイオス朝が滅ぶと、エジプトはローマ帝国に組み込まれる。それでもアレクサンドリアは学術の中心地としてその繁栄は衰えなかった。
さらに、キリスト教の5本山にも入り、神学の一大中心地としても栄える。
東ローマが支配した6世紀ごろまでは、アレクサンドリア学派と呼ばれる学者たちが活躍する。

●イスラム編入後
ウマイヤ朝・アッバーズ朝などを経て、イスラム学問の一大中心地として繁栄するが、東ローマから離れたことによって、経済的には停滞する。
969年にファーティマ朝がエジプトを支配すると、首都をカイロに定めたため、カイロと地中海世界の中継貿易地点として、経済的にもまた栄えはじめる。
そして、サラディンのアイユーブ朝をへて、マムルーク朝に時代が変わる。
マムルーク朝でも首都はカイロに定められ、アズハル学院という大学がおかれ、スン二派イスラム教の最高機関となる。また、カイロは東西貿易で経済的にも繁栄する。
イスラム世界では、コルトバ・バグダード・カイロがこのころの3大都市といわれている。残念ながらアレクサンドリアは入っていない。
大航海時代においても、この地域の最大の都市はカイロであって、アレクサンドリアは二番目の都市である。
しかし、ヨーロッパの諸都市と比べると、その都市の規模ははるかに巨大で、歴史ある都として、カイロとの中継地点として一目置かれていた。

●結論
大航海時代にアレクサンドリアを大都市と言うことにはまったく問題ないと結論つけます。
元々、イスラムの諸都市はヨーロッパの都市に比べてはるかに巨大であったこともありますが、アレクサンドリアはセビリアより大都市でありましたし、セビリアを大都市というなら、アレクサンドリアも間違いなく大都市です。ローマとともに歴史ある都市として、この時代もアレクサンドリアは栄えていました。

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    Comment

    ジーニアス河井 : 2005年07月27日(水) 01:40 URL edit
    やはりアレクサンドリアは都会。これではっきりしました!
    「アレクサンドリアにないものは雪だけである」まったくその通り!
    しかしゲームでは全く不遇。街は広いんですが…オスマントルコぜんぜん投資してくれないんです…。
    オスマントルコが実装されるまで田舎なままなんでしょうね。1年後くらいかな…。うぅ。
    めけ : 2005年07月27日(水) 09:56 URL edit
    ヴェネチアが実装されれば、ある程度はにぎわうと予想してるんですが・・・。
    むしろ・・オスマンが実装されても・・世界トップクラスのイスタンブールが過疎りそう・・。
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