中世の華麗なる変人チェーザレ その4::人物列伝
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中世の華麗なる変人チェーザレ その4

2007-02-08 ; 人物列伝

ホアンが謎の変死を遂げたあと、悲しみに暮れる法王は、やっきになって犯人探しをします。では続きをどうぞ。

●犯人はだれだ?
◆容疑者その1 スフォルツァ枢機卿
ホアン殺害の事件があった二ヶ月前に、彼とホアンは宴の席でちょっとしたことから罵り合いになってしまい、それに腹を立てたホアンはパパン(法王)にすぐさま泣きついた。
かわいい我が子を侮辱したスフォルツァ枢機卿許すまじ!とパパぶりを発揮した法王は、すぐさま兵士を枢機卿宅に送り込み、彼の取り巻きのうちホアンを罵った者を即座に拘束。そして彼らを絞首刑に処してしまった。
こんな事件があったものだから、怨恨という点でスフォルツァ枢機卿が容疑者に上がったのだが、家宅捜索の結果、ホアン殺しの証拠は一切発見されなかった。
◆容疑者その2 ルクレツィアの前夫ジョヴァンニ
不能と罵られた上に、ルクレツィアと強引に離婚させられた彼は、普段からボルジア家の悪口を言うことをためらっていなかった。
しかし、事件当日彼はミラノにいたアリバイがあり、容疑者からはずれる。
◆容疑者その3 末弟ホーフレ
彼の妻サンチャがホアンと不倫していたことから疑われたが、サンチャはチェーザレをはじめいろんな人と浮気していたので、なにをいまさらって感じで、すぐ容疑者からはずれる。
◆容疑者その4 仮面の男
普通に考えて、一番の容疑者は彼だろう。しかしなぜか、仮面の男への追求は全く行われなかった。どうも、ボルジア家の者はこの仮面の男の正体を知っていたふしがある・・・その上で不問とされたのだ。

容疑者が上げられるものの、結局、最重要参考人の仮面の男を追及しないものだから、犯人探しもすぐ行き詰まり、事件後21日目をもって捜査の打ち切りがつげられたのだった。

このままうやむやになろうとしていた、この事件だったが、事件発生から8ヵ月後の1498年2月22日、ヴェネチア駐在のフェッラーラ公国の隠密であるピーニャは故国に次のような見解の書欄を送っている。
「聞いたところによると、ガンディア公(ホアン)暗殺は、兄の枢機卿によるものということです」
この手紙が噂となり、またしてもボルジア家は世間の注目の的となる。
中でも真実味を帯びていた噂がこうだ。
父から与えられた枢機卿の地位に不満をもったチェーザレが、弟から軍隊指揮権を奪おうと暗殺を企てたのだ!

あれやこれやとの噂が飛び交う中、次はルクレツィアに悲劇が・・・。

続く。
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