地動説を主張すると処刑されるのか? その4::歴史雑学
FC2ブログ

地動説を主張すると処刑されるのか? その4

2006-12-08 ; 歴史雑学

かなりあいてしまいました。前回の記事は、こちら

ケプラーとニュートンによって、地動説の優位はゆるがないものになりました。では、問題の地動説を主張したらやばいことになるとは本当のことなのでしょうか?

●CASE1 コペルニクスの場合
コペルニクスは自身の著書「天体の回転について」は、コペルニクスが自説を発表するまでに、死の直前まで待っている。
このことで、迫害を恐れたのだと単純に解釈することはできるが、コペルニクスはカトリック教会の権威という側面もあり、もし自分の学説が間違いだったらということを恐れたにすぎないというのが最近の研究の発表である。
また、彼の著書「天体の回転について」は、ローマ教皇への献辞がある。献辞とはローマ教皇のお墨付きの著書という意味。
これを見る限り、天体の回転については、宗教的に批判されたものではないことがわかる。
余談だが、コペルニクスは迫害を受けてはいない。

●CASE2 ガリレオの場合
1633年にガリレオは地動説を唱えたため、教皇から異端との判決を受けた。「それでも地球は回っている」という言葉はガリレオのこれに反発した有名な言葉である。
さて、地動説を唱えて異端とされたのは後にも先にもガリレオただ一人ということに注目したい。
このことは、ガリレオが当時の権威・学問体系を強く批判したことによって招いた結果という見解もある。
ガリレオは、当時の権威アリストテレス学問を盲目的に信じることを批判し、哲学を宗教から切り離すべきだと主張していた。
このことが、権威にしがみつく者からすれば快くなかったのだろう。

●CASE3 ケプラーの法則
ケプラーによってあみだされた「惑星の運動に関する法則(ルドルフ星表)」は、批判されるどころか正確な位置の予測ができると広く受け入れられた。天文学者(当時の教会権威と深く結びついていた)にとって地動説は特に受け入れられない対象ではなかったようだ。

●CASE4 ジョルダーノ・ブルーノ
1600年に異端とされ火刑になった人物。地動説を唱えたために処刑されたといわれている。
しかし実際のところ、異端理由として地動説はあげられていない。さらに、彼はこういったことの専門家ではなく軌道計算の方法などももちろん示していない。一方で現在の教会制度を強く批判したことでも知られている。どちらかといえば、教会批判で火刑になったのではないか?

このケース1~4を見てみると、どうやら地動説を唱えたところで迫害対象になったり、火刑になったりはしないようですね。
関連記事
Entry Status
New >>
東南アジア港情報
<< old
公認商会まとめ

Comment

Post a Comment









管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://dolmeke.blog11.fc2.com/tb.php/594-d0736c12

歴史ファンの大航海時代 Home | Page Top▲