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幸運に彩られた皇帝フリードリヒ三世

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2006-09-22 ; 人物列伝

このフリードリヒ三世を見る前に、それ以前の皇帝から見てみたいとおもいます。
前帝がアルブレヒト二世というあまり名前を聞いたことがない皇帝でした。
この皇帝はかの有名なハプスブルク家というオーストリアの名門の一家の出身の皇帝で、彼以後神聖ローマ帝国の皇帝はずっとハプスブルク家が独占することになります。
その前に、彼の先代の神聖ローマ皇帝を見てみましょう。

●ジギスムント・フォン・ルクセンブルク(1368-1437)
ルクセンブルク家とは、現在のルクセンブルク市を発祥とした伯爵家で、11世紀には伯爵号を抱き、ルクセンブルク伯となる。神聖ローマ帝国の封建的臣下になるとともに、フランスにも近かったためにフランス王の封建的臣下にも列せられた。
その後、ドイツの皇帝権力の強化を望まない大諸侯たちは、当時弱小だったハプスブルク家やルクセンブルク家から皇帝(傀儡になるような勢力の弱いとこから選ぶということですね)を選出していた。しかし、ルクセンブルク伯ハインリヒ7世(1275-1313)という皇帝が優秀な皇帝で、彼の時代に皇帝権力の拡大とともに、ルクセンブルク家は、ハンガリー・ポーランド・ボヘミア王を兼ねたヴァーツラフ3世との婚姻政策に成功し、ボヘミア王の地位を獲得した。
こういう経緯もあって、14世紀にはルクセンブルク家はドイツにおける最有力の勢力に成長したのだった。
そんなルクセンブルク家のジギスムントの肩書きは、神聖ローマ皇帝・ルクセンブルク公(このころは公爵)・ブランデンブルク選帝侯・ボヘミア王と見ただけでどれだけすごい勢力をほこっていたかわかる。
このジギスムント皇帝が統治した時代は、東ヨーロッパは困難を究めた時代で、オスマン帝国の脅威とボヘミアの宗教戦争が最も皇帝の頭を悩ませた。(オスマンについては、こちら
また、世界史の教科書だけで彼のことを学んだ人なら、オスマンにやぶれたハンガリー王としての記憶が残ってるかもしれない。
ジギスムントは、結果的にはオスマン帝国とのニコポリスの戦いで破れ、ボスニア宗教戦争(通称フス戦争)に破れ・・といいことなし治世に終る。
しかし、彼は決して凡庸な君主ではなかったとここではっきりと述べたい。ジギスムントの最大の誤算は、ボスニアのフス勢力軍がオスマン以上に精強であったことだろう。少数の軍隊だったが、このフス軍団は当時オスマンも含めたヨーロッパ世界最強の軍隊だったのだ。
そんなことは戦争して初めてわかることなので、彼をせめようはないだろう・・・。
彼が凡庸ではない証拠として、フニャディ・ヤーノシュを見出したことがあげられる。彼は、後のオスマンから恐れられ、ハンガリーの英雄と称される人物で、彼がハンガリー最盛期の基盤を築いたといわれている。
さて、長々とジギスムントとルクセンブルク家を見てきたのは、彼の治世のあとに、後のヨーロッパを形つくるいろいろな後継を残しているからだ。彼は息子がいなかったので、ルクセンブルク家は解体し、以下のようにルクセンブルク家の勢力は分散された。
1、ブランデンブルク辺境侯はホーエンツオレルン家(ドイツ騎士団を勢力下に置いた。後の強国プロイセン)
2、ボヘミア王・ハンガリー王はハプスブルク家へ。
3、フニャディ・ヤーノシュがハンガリーへ。
4、ルクセンブルク公領はブルゴーニュ家へ。後にブルゴーニュ家の断絶のためハプスブルク家へ。
といった感じで、後のヨーロッパに多大な影響を与えた。

●少し捕捉
◆ボヘミア王って?
ポーランドの南部からチェコの北部にかけての地方を指し、当時神聖ローマ帝国内では稀有であった王号を持つほどの重要度の高い(権威の高い)地域だった。ボヘミアを制するものはヨーロッパを制すとまで言われた。
◆フス戦争って?
ウィクリフという宗教学者の影響を受けたフスが、異端とされ火刑にされると、彼の支持者たちが結束して神聖ローマ帝国に反抗した一連の戦争。ヤン・ジシュカという優れた軍人が、火器を使った近代的な戦術(世界初)を編み出し、フス派の圧倒的勝利に終わる。
また、フス派を追い詰めるため、当時軍事兵器として一番の戦力だった軍馬の輸出を差し止め、フス派に歩兵中心の軍隊を組ませるのに成功するも、新しい兵器である火器と防御用の戦車(鉄板などを重ね、馬に引かせる)によって強力な軍隊を作り上げられたのは歴史の皮肉である。

あまりに長くなったので、続きは次回へ・・・。
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