東ローマの歴代皇帝を評価してみる::歴史雑学
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東ローマの歴代皇帝を評価してみる

2006-07-28 ; 歴史雑学

ひょんなことからはじまったこの企画。最近マニアックな記事が少ないなあと思っておりましたところ・・。ハミルさんとコラボレートして、ローマ皇帝の評価とかやってみることになりました。

●ルール説明
私が全ての皇帝を出すのではなく、有名・名君を中心にピックアップ。評価内容は内政・外交・軍事・実績・文化・性格・総合の7項目に、その皇帝についての簡単なコメントをつけるとうものです。
私が東ローマを担当し、ハミルさんがローマ皇帝初代から475年の西ローマの滅亡までを担当します。

●前置き・・・(注意!かなりマニアックです)
ハミルさんが、475年までやるので、東ローマと西ローマに実質分けたテオドシウス一世の後のアルカディウスからレオ二世までは省きます・・といっても省くほどの愚帝ですんで問題なし。

●評価する肯定一覧
ゼノン、アタナシウス一世、ユスティニアヌス大帝(一世)、ユスティヌス二世、マウリキウス、ヘラクレイオス、ユスティニアノス2世、レオ三世、エイレーネ、ニケフォロス一世、ミカエル三世、バシレイオス一世、レオ6世、ニケフォロス二世フォカス、ヨハネス1世ツィミスケス、バシレイオス二世、アレクシオス1世コムネノス、ヨハネス二世コムネノス、マヌエル一世コムネノス、ミカエル8世
・・・・・何人いるの?これ?20人か!これ全部知ってたらかなりやばいっすよ!

ではいってみましょう!後ろの年数は全て在位期間です。

◆ゼノン(474-491)
■内政:C■外交:B■軍事:D
■実績:C■文化:D■性格:D
■総合:C
■コメント
ローマをゲルマンやフン族から口先だけで守ったことは評価。だたし、内政は媚売りまくり。最後はオドアケルを討伐させたテオドリックが討伐達成前に死去したので、西ローマ帝位があやうくなった。あと、様々な謀略にかかっているんだが全てくぐりぬけたのがすごい!

◆アタナシウス一世(491-518)
■内政:A■外交:B■軍事:B
■実績:A■文化:C■性格:B
■総合:A
■コメント
彼は間違いなく名君。特にゲルマンの侵攻によって破綻・荒廃していた国庫・経済を完璧に修復したこと。外征でもブルガリア人を撃退・内乱を鎮圧などなかなかの実績を残した。ただ、彼が西方教会(ローマ・カトリック)と教義が違ったため宗教的にひともんちゃくした。

◆ユスティニアヌス大帝
■内政:E■外交:B■軍事:C
■実績:A■文化:B■性格:D
■総合:B
■コメント
日本では東ローマで最も有名な皇帝。帝国の最大領土を演出。しかしながら、国庫は破綻。この急速な拡大政策は、以後のあまりよろしくない皇帝の元おおいに帝国を圧迫する。アタナシウスのやったことが台無し。ただし、この一時的にしろローマ帝国の旧領土を演出したことによって、東ローマ人の心が何百年にも渡って活力を保った。文化ではローマ法大全を編纂したことを評価。
■おまけ
◆ヴェリサリウス(彼については、こちら
■軍事SS
◆ナルセス
■軍事S
この二人の将軍は、ローマ帝国の歴史の中でも最も優れた軍人の一人だろう。特にヴェリサリウスは彼の生きた時代の前後数世紀に渡って彼以上の軍人はいないんじゃないだろうか。

◆ユスティヌス二世(565-578)
■内政:E■外交:E■軍事:E
■実績:E■文化:D■性格:カワイソス
■総合:E
■コメント
ユスティニアヌス大帝の拡大領土を一代で全て失ったある意味すごい皇帝。ササン朝に敗れたあと発狂する!(気持ちはわからんでもないけど・・)発狂したあと、帝位を譲ったことだけは好評価。

◆マウリキウス(582-602)
■内政:E■外交:C■軍事:D
■実績:D■文化:D■性格:C
■総合:D
■コメント
ユスティニアヌス大帝以来の帝国財政の破綻を修復するためにがんばったが、それが軍部の反乱を招き、最後はフォカスの謀反で死刑。(子供の死刑を見物させられた後の死刑という残酷なものだった)
彼の時代に、ランコバルド族に対抗するためにカルタゴ総督が置かれた。また、ササン朝から亡命していたホスロー二世が復位するのを助け、それによって和議を結ぶことに成功。(ホスロー二世は後にヘラクレイオスと徹底抗戦することに・・助けなかったほうがよかったね・)

◆ヘラクレイオス(彼については、こちら
■内政:B■外交:C■軍事:A
■実績:C■文化:C■性格:C
■総合:B
■コメント
滅亡寸前だった帝国を救い、ササン朝のホスローと雌雄を決した皇帝。最後は急成長したイスラムによって全てが水の泡に・・。国内ではテマ制を敷くなどなかなかだった。彼の死後イスラム勢力に滅亡寸前まで追いやられる。

◆ユスティニアノス2世(685-695、705-711)
■内政:D■外交:C■軍事:D
■実績:D■文化:D■性格:E
■総合:D
■コメント
周囲を敵に囲まれながらも、バルカン半島の奪回を狙うが失敗。その後ウマイヤ朝との関係も悪化し、小アジアも危機に・・・。長年の戦費調達のため重税を敷いたので、クーデターが起き、一時亡命するがブルガリア王の支援を受けて復位に成功。その後猜疑心が強烈になって、次々と粛清していった・・・。

今回はここまで!
残りは次回~~~。
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Comment

ハミルカル : 2006年07月28日(金) 17:40 URL edit
数人を除いて、このメンツはマニアックだわ~と思わずにいられませんw
続きも楽しみなんで、こっちもががりますよ!
児玉 : 2006年07月29日(土) 01:38 URL edit
ミカエル8世だけ元朝秘史で出てきたから知ってる・・・
あのゲームのバルカンのイメージ画=落陽の都市で、結構いい感じだった。

めけ : 2006年07月30日(日) 00:40 URL edit
ハミルさん>>
んー。たしかにマニアックだ!!ウウム。さらにマニアックなのにいくべw

児玉さん>>
ミカエル8世はわりにマニアックかなあ。。。
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