水晶の髑髏は登場できるのか! その2::歴史雑学
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水晶の髑髏は登場できるのか! その2

2006-07-06 ; 歴史雑学

前回は、水晶の髑髏というものがどんなものか見てみました。

まずは、オーパーツについて詳しく調べられているサイト様の記述を見てみましょう。

●気になる資料室様
水晶の髑髏の記事→こちら

●SKEP DIC 日本語版
水晶の髑髏の記事→こちら

これら二つのサイトを見てみると・・どうも水晶の髑髏は後世につくられたパチモンみたいなのです!

どうも発見者のヘッジズの捏造ぽいのです。

●髑髏捏造説
1、1944年にヘッジスがイギリスの有名なオークションで美術商から400ポンドで購入したものであることが近年明らかにされている。
2、大英博物館が年代測定をやったところ、ドイツで150年前ごろにつくられたものである。(発見当時は、水晶の年代測定の技術がなかった。注意! この髑髏は、ヘッジズの髑髏とは別物!ヘッジズの髑髏は見世物になるため個人所持。)

ようは、ヘッジズが18世紀ごろに作られたこの髑髏を、マヤの神秘だ!アトランティスの秘法だ!などと騒ぎ立てたみたいである。

◆ヘッジズの主張
この破滅のドクロは純粋な石英水晶でできており、科学者にいわせると、世代から世代へと150年間受け継がれ、巨大な岩を砂で根気よく研磨するのに人生すべてを費やして、そのはてに完全なドクロが作り出されたに違いないのだそうだ。
これは少なくとも3,600年前のもので、伝説によればマヤの高位の司祭が秘儀をおこなうときに使ったものだ。司祭がドクロを通じて死を望めば、必ず死が訪れたといわれている。このドクロはあらゆる悪の化身として描かれている。(SKEP DIC様より拝借)

これの二行目に注目してほしい、「巨大な岩を砂で根気よく研磨した」とある。たしかに、前回書いたように、何百年もかければ研磨は可能なのだ。これがあってもおかしくはない・・・・。

しかし、この水晶の髑髏・・顕微鏡にかけてみると・・・

◆髑髏の鑑定結果
鑑定者は電子顕微鏡を用いて、ドクロのうち2個体の表面に完全に等間隔の直線があるのを発見した。このことは近代的な研磨具が用いられたことを示している。もし本当に古代のものなら、人手で研磨してできた小さな傷がランダムに入っているはずである。

ようは、自分で自分の首を絞めてるのだ!

現在のところ、水晶の髑髏は、18世紀ドイツで作られた素晴らしい工芸品という結論である。

さて・・・ここで困ったことがあります!

この神秘的な髑髏・・・大航海時代にはまだ作られてません!!!!

はたして光栄様はどう処理なさるのか・・・

また、この論文が発表されたのは2005年のことですので、過去シリーズの間はまだはっきりと18世紀とは断言できなかったので、登場していたのかもですが・・はっきりわかった今どうするのでしょう?

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へり : 2006年07月06日(木) 02:31 URL edit
これ擁護するわけじゃ決してないんだけど、
●髑髏捏造説の1はヘッジス髑髏で間違いない。
けど、2の方とか鑑定結果んとこのは、アステカ髑髏の方ぽいよ。
めけ : 2006年07月06日(木) 10:02 URL edit
へりさん>>
おっと!これは私の書き方のミスです!ご指摘ありがとう。
ヘッジスの髑髏はオークションで買ったもの。
大英博物館制のはアステカの髑髏ですね(1890年ごろ当博物館に展示されたもの)
kosaki : 2006年07月06日(木) 22:51 URL edit
えーと、つまりあれだ。
時代は産業革命、中産階級の勃興による嗜好品、芸術品の需要の拡大と同時に
中世的な工業地帯の荒廃が同時に進むわけだ。
で、ある所は、精巧な時計を作り始め、ある所はオカルトに染まる。と
ドイツの鉱山町の人間にとっては激動の時代ですから、そういうこともさもありなん。

ドイツは一次産業をポーランドあたりに依存していて、中世では工業先進国だったにもかかわらず、
産業革命に出遅れたので、生活つらかった人もいたかと思われ
めけ : 2006年07月07日(金) 09:57 URL edit
KOSAKIさん>>
18世紀は科学技術が発達すると同時に、中世いらいのあやしげな魔術・錬金術とかがまだ信じられていた時代ですので、見るほうとしてはおもしろいっすね!
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