酒の神バッカスと神々の伝令ヘルメス その2::発見物関連
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酒の神バッカスと神々の伝令ヘルメス その2

2006-06-14 ; 発見物関連

前回はバッカスについて見てみました。全体的に不遇だった彼に対し、ヘルメスは世渡り上手で、荒波をすいすいとくぐりぬけてきた人物です。バッカスに対するヘラの態度は、ヘラ自身が生んだ子以外に対するゼウスの子としては一般的なものでした(アポロンとかもそうですね)。それと比較してみると、ヘルメスがいかにすげえか思い知らされます。

●世渡り上手な神々の伝令
ゼウスの妾腹の中で唯一迫害を逃れたのがヘルメスであった。生まれながらにして頭の回転が鋭かった彼は、ヘラの実子アレスと入れ替わって彼女に抱かれ、その母乳を吸って彼女を乳母としたのだ!
そのため、ヘラも情が移ってしまい、ヘルメスの正体を知ったあとでも、彼を我が子同然にかわいがったというわけ。
また、ヘルメスは盗みの天才としても知られている。
なんと、生まれたその日に太陽神アポロンから彼が所有する牛を盗み出したというのだ。
この話にはまだ先があって、ヘルメスは盗み出した牛を殺してしまい、その話を聞いたアポロンは激怒する。
しかし、手先も器用だったヘルメスは牛の腸から作ったという竪琴をアポロンに見せ、それを目の前で弾いて見せた。
あまりの竪琴の美しい音色に魅了されたアポロンは、その竪琴をよこすのと引き換えにヘルメスを許したという。
こうした世渡り上手な才能がゼウスに認められたヘルメスは、以後「神々の伝令」として任務をこなすようになる。
その姿は、つばの広い帽子・翼のあるサンダル・先端で二匹の蛇が絡み合う杖をトレードマークにしたものであった。彼は、このいでだちで世界中を駆け巡ったという。
それゆえ、ヘルメスは旅人・行商人・そして忘れてはいけない盗人の守護神とされ、死者を冥府に導く役も兼務した。

バッカスとヘルメス・・・どちらも有名な神様で、お酒をバックに描かれることが多いバッカスのほうが実は大変な人生を送っていたというのがおもしろいところですねえ。
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Comment

uni : 2006年06月14日(水) 18:01 URL edit
迫害を受けずに済んだというのが大きいですよね。
敵?を乳母にして情を誘うとは・・・策士だ^^;
めけ : 2006年06月15日(木) 17:51 URL edit
UNIさん
ヘルメスはギリシャ神話の中でも最も頭がよかったほうじゃないかなあとおもってます。。
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