軍神アレス::発見物関連
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軍神アレス

2006-06-01 ; 発見物関連

前回は、アテナについて少し見てみました。今回は同じ軍神といわれるアレスを見てみようと思います。普通に神話みるだけでしたら多くのサイトと変わらないので、歴史ファンなりのマニアックな視点も付け加えて見ます。

●軍神アレス
ローマでは軍神マルスとして崇拝された神様であるが、ギリシャ神話の世界において、彼は同じ軍神アテナに比べ不遇みたいだ。
ゼウスと彼の正妻ヘラの間に生まれた、嫡流の王子であるアレスだったが、あまりできのいい息子ではなかったようで、軍神の名をいただくもののその戦いぶりは、ひたすら愚直に力押しするだけのお粗末なものだった。その点、同じ軍神であったアテナが知略に長けているのとは対照的で、両者が敵対する軍勢にそれぞれ加勢したトロイ戦争では、アレスはあっさりとアテナに惨敗をきっしてしまう。
さらには、異母弟であり、人の子ヘラクレスにもがちで戦って敗北しているといったていらくだった・・・・。(悲しい・・)
また、こんな悲しい逸話も残っている・・・。
彼は、たくましい体格と精悍な面構えのため女性にはもてもてで、美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)と不倫関係に落ちた。しかし、この不倫すらも情事の現場を、アフロディーテの夫ヘパイストスに抑えられ、神々の前でさらし者になってしまった・・・・。
こんなアレスの性格は、粗野・残忍・不誠実とまさにいいとこなしである・・・・。

このアレスの神話を見て、アテナとのあまりの違いに驚きませんか?
こうなった原因の一つに政治的なものが絡んでいると思うのは私だけでしょうか?
アテナとアレスが信仰された都市は以下のようになってます。
◆アテナ=アテネ
◆アレス=ローマ

アテネといえば、古代ギリシャの中心的存在になるまで発展し、一時ギリシャの覇権を握ったほどの強力なポリスです。その守護神がアテナだったので、アテネの発展とともにアテナ自身の逸話も強力なものになっていったのでしょう。
一方ローマはというと・・、辺境の一都市から発展し、以後ギリシャを支配するまで発展するいわずと知れた大帝国。しかしながら、文化面では完全にギリシャに傾倒し、ギリシャ文化を積極的に取り入れました。
そのあまりの傾倒ぶりは、ギリシャ支配に多大な影響をおよぼし、殖民地の一つであったギリシャがものすごく優遇されました。
一方ギリシャ側は、文化的後進国ローマをなめきっていて、たびたび反乱を起こすなど、必ずしもローマの愛情を快く思っていなかったようです。
という背景があって、ローマの神アレス(マルス)の逸話は、こんな情けないものになったんではないでしょうか?
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Comment

がぶ。 : 2006年06月01日(木) 10:21 URL edit
アレスたん可愛いよ(´ρ`)アレスたんハァハァ

このお馬鹿っぷりがたまりませんww
めけ : 2006年06月01日(木) 13:05 URL edit
アレスたんはおばかなので、できの悪いペットを想像してハアハアできるのかなw
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