大帝国フランス その2::国家の歴史
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大帝国フランス その2

2006-05-05 ; 国家の歴史

前回は、フランソワ一世を中心に、フランスの絶対主義の発展とその後の大まかな方針の決定を見てみました。今回は、ヨーロッパの近世の始まり(大航海時代)を語る上で避けては通れない、宗教戦争についてみてみます。これに関連する記事として、イドニスさんがすばらしい記事を書いておられるので、一度ごらんになってみてはどうでしょうか?
(イドニスさんの記事はこちら

●ユグノーの抑圧
ユグノーとは、フランスに広まったカルヴァン派の新教徒のことで、当時フランスの人口の3-5%はユグノーに改宗したといわれている。
ユグノーが急速に増大していく中、王位についたのがアンリ二世で、彼の妻が、フランスにフォークをはじめとした様々な先進的な文化を文化先進国イタリアから持ち込んだ、大富豪メディチ家出身のカトリーヌ・ド・メディチであった。
話をアンリ二世に戻すと、彼は増大するユグノーに対して、国威・王権の維持のために激しく弾圧を加える。
なぜ、ユグノーを弾圧することが国威の維持につながるのだろう?
それは、前回のフランソワ一世の話とつながるのだが、フランスはハプスブルク家に対抗するために、
我々こそは、ローマカトリックの最高権威であり、そのためにイタリア政策をドイツに対抗して推し進めたのだ! という意気込みだったのだ。
そんな国が、新教徒を許容できるだろうか?
そう、答えは決まっている。弾圧するしかない。
というわけである。
こうして、アンリ二世はユグノーを激しく弾圧するが、彼の思惑とは裏腹に、ユグノーへ改宗するものが貴族にまで及び、フランス国内は内乱状態に突入していく・・・。
その後、フランソワ二世が次に即位するが、早死したためにまだ幼い、シャルル8世が即位する。そのために、カトリーヌが母后となり摂政となって、彼女がフランスの政治を仕切ることになった。
カトリーヌは賢明で、カトリックとユグノーの均衡を計り、勢力均衡によって王権の維持を目指した。彼女の時代には、抑圧が緩和され、ユグノーに対しての私的礼拝の自由などが認められたのだ。
この政策に反発したのが、カトッリック勢力である。(まあ、予測される反発だが・・)
カトリック側の中心勢力であったギース公(ゲームでも出てます)の兵士達が、礼拝中のユグノーらを襲い20数名を惨殺してしまう・・・。
この惨殺劇に勘弁ならんとユグノーたちは立ち上がり、ユグノー戦争(1562-98)という内乱に発展する・・・。
長引く内乱にまたしてもカトリーヌが調停を計ろうと、シャルル9世の妹マルグリート(この人もゲーム内に登場してますね)とナヴァル王アンリ(ユグノーの中心人物)との結婚を成立させることに成功。これによって、一時講和が成立した(1570)。
1572年8月マルグリートとナヴァル公の盛大な結婚式のため多くの新旧両方の著名人たちが続々と彼らを祝うために集まってきていた・・・。中には本当にこれで平和が訪れると思っていた者もいただろう・・。
しかし・・・・、この祝宴は壮絶なものになる・・。というのは、当時カトリーヌの目の上のたんこぶだったユグノーの首領コリニーをこの機会に取り除こうとしたからである。このコリニーという人物は、当時の国王シャルル9世の心を捉えて対スペイン戦争(スペインはカトリック)を企てた人物である。
そして、結婚式が行われた後の8/24日未明・・・・、この日は、サンバルテルミの祝日であった。カトリーヌと結んだカトリックの巨頭ギーズ公の兵士が、コリニーを急襲しさらに、あらかじめ印を付けていた新教徒たちの家を次々に襲い掛かり大虐殺を行ったのだ!
この時、カトリーヌはとても残酷で有名な言葉を残している・・
「今日なされる残酷は慈悲であり、慈悲は残酷なり」

このサンバルテルミの大虐殺によって、新教徒約3000名が虐殺されたという、しかし、ナヴァル公アンリは改宗を条件に命を永らえ、宮中に幽閉されることになる。その後、ナヴァル公は脱走に成功(1576)。

さて、この虐殺劇のあとはどうなったのかは、皆さんも予測できることだろう。当たり前のことだが、これに対してユグノーはカトリックに各地で復習を決行!こうしてユグノー戦争は泥沼化していく・・・。

続く・・。
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Comment

革命の日々 : 2006年05月05日(金) 10:32 URL edit
復習はよくないですね。予習とあわせると結構な時間をとられますし
めけ : 2006年05月06日(土) 01:09 URL edit
おっと・・誤字指摘ありがとう!
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