ローマを支えたセメント::歴史雑学
FC2ブログ

ローマを支えたセメント

2006-03-21 ; 歴史雑学

古代ローマ帝国の首都ローマには、今でも残るパンテオン大殿堂やカラカラ浴場など壮麗な建築物を作り上げています。
同時期のガリア(ゲルマン人)らが、土と木で出来た素朴な城を拠点にしていたことに比べると当時としては、ずば抜けて目もくらむほどの威厳を出した建物だったのでしょう。
これらの偉大な建築を可能にしたのは、ローマ人が開発したセメントのおかげでした。では、ローマのセメントとはどのようなものだったのでしょう。

●ローマのセメント
紀元前一世紀の建築家ウィトルウィウスの「建築論」には、セメントについてこうかかれている。
「べスピオ火山(ナポリ近郊の西欧唯一の活火山)の灰土(凝灰石といわれる石の分解したもの)を原料にすると、耐水性を持ったすぐれたセメントができる。」
この文章だけでは、素人には意味不明です。
ローマのセメントとは、火山から分泌される凝灰石(火山灰みたいなもの)と石灰(理科の実験でやった、二酸化炭素を出す石)を混ぜて水で練ったものである。これが我々の今使っているところのコンクリートみたいな物質と同じと考えればわかりやすい・・・かな?
ローマン・セメントと呼ばれるこのセメントを使って、パンテオン大殿堂やカラカラ浴場を造り、さらには道路の舗装や港の建設など、ありとあらゆるところでセメントをもちいて、すぐれた文明を築き上げたのである。
セメントを使って作られた道路によって、ローマの交通は他の国とは比べ物にならないほど優れたものとなり、長い帝国を支え続けたのだ。

次回は、ゲルマン人の10世紀ごろの最古の城を見てみます。
関連記事
Entry Status
New >>
ローマを支えたセメント 追記
<< old
DOLブロガー交流会 INエウロスサーバー

Comment

ハミルカル : 2006年03月21日(火) 08:27 URL edit
ホント幅広いですね、改めて感心しました。
セメントモルタル=セメント+砂+水
コンクリート   =セメント+砂+砂利(骨材)+水
今のセメントは炉で焼いているから、この時代のは石灰セメントに近いのかな?
スペインや南フランスの水道橋はいまだに使える物があるというからスゴイです。
現代の建築は「100年使える」位で自慢しているのですから。
ローマのインフラストラクチャは面白いのでまたやってください。
くまエルフ : 2006年03月21日(火) 19:51 URL edit
 現代建築は、一般アパートorマンションなら耐用年数はせいぜい30年~50年がせいぜいだというのに、やはりローマ建築術はすごいなと改めて感心してしまいました。
 いちどは本物のローマ史跡を見てみたいものですね。
めけ : 2006年03月22日(水) 00:47 URL edit
ハミルカルさん>>
なるほど。モルタルとコンクリートってそんな感じで違うんですね。石灰セメントに近いみたいです。ローマの建築物は1000年も耐えうるものであったようです。
くまエルフさん>>
ですねえ。ローマの史跡をリアルで見てみたいものです。

少し、気になったので、これについて追記をかきたいとおもってます。
Post a Comment









管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://dolmeke.blog11.fc2.com/tb.php/316-a5a6f109

歴史ファンの大航海時代 Home | Page Top▲