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第三次ポエニ戦争

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フレンド交流会結果報告 その1
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ジベ修行後の軍事修行

2005-12-18 ; 歴史雑学

さて、ポエニ戦争についてながながと見てきたので、最後のポエニ戦争についても見てみます。一般的に、この戦いは、もはや小国となったカルタゴを大国ローマが軽くひねりつぶしてしまう戦争と思われていますが、現実は一概にそうとも言えないようです。

●カルタゴ復興す
第二次ポエニ戦争は、ローマとカルタゴの総力戦であった。その戦いに敗れたカルタゴは、ローマに生殺与奪権を握られた格好で和平を締結する。紀元前201年の講和の際、ローマは毎年200タレント(5.2トン!)もの銀を、50年に渡って賠償金として支払うようカルタゴに命じる。
しかしながら、国家としての性格は最悪であったカルタゴ人の商才は抜群で、またたく間に地中海の商業覇権を握り、紀元前187年には、ローマに残る全額の支払いを申し出るまでになった。
これにローマは驚き、カルタゴへの警戒心を強めることになってしまう。ローマの見方はこうだ、
このままあと10年もカルタゴが同じ成長を続けるなら、十二分に戦費を蓄えた上で再び戦端を開くだろう。
この考えがローマの中で支配的となり、カルタゴにけちをつけて滅ぼしてしまおうという気運がたかまる。
実は、この考えはまったく逆で、カルタゴ政府はローマに完全に屈服しており、ローマへの反抗など一切考えていなかったのだ。この考え方が、カルタゴ滅亡へとつながるのは皮肉である。

●ローマの圧力
ローマは、戦争を起こすきっかけをつくるため、カルタゴの隣国ヌミディアにカルタゴを刺激させ、ローマに許可なく戦わせようとした。
そうすれば、カルタゴの契約違反として、カルタゴを叩くことができるからだったのだ。
ヌミディアの国境侵犯が続き、カルタゴはこれをローマに訴えてもローマは当然反撃を許すはずはなかった。ついにカルタゴの自衛行為が起こると、ローマはこれを協定違反として追求してきた。
それに対し、カルタゴ政府はローマに完全に屈服していたので、貴族の子弟300人を人質としてローマに送る、との要求を飲んでしまう。次いでローマは兵器や装備の引渡しを要求。これに対してもカルタゴは従うのだった。さらにローマの要求は続く。次は、海岸より離れ、奥地へ移れという無理難題をふっかけてきた。
さすがにこれはカルタゴ政府も自殺行為だと反発をみせる。つまり、上記の二つの要求で丸裸にされたあとに、ローマの本当の狙いを突きつけられた(絶対につっぱねなければならない要求)のである。
カルタゴ国民が政府をのろったが、すでにもう遅すぎたのだ・・・。
こうして、要求をつっぱねたカルタゴに対し、ローマは侵攻を始める・・・。

続きは、次回・・。

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    くまエルフ : 2005年12月19日(月) 20:30 URL edit
     こうしてみると、ずいぶんと小ずるい手を弄したんですね、ローマって。
     ただそれだけカルタゴの底力を恐れていたのだろうけれど………などと思いつつ、先日大航海にてカルタゴ発見のクエストをやったばかりの私です。
    メルツ : 2005年12月19日(月) 23:25 URL edit
     今更ながら、塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでいます。
    丁度今、ポエニ戦争が終わったところです。
    正にタイムリー?!な話題でした^^
    次回も楽しみにしています~
     ちなみに別鯖の新米冒険者も、最近カルタゴ発見をしましたよ~。
    めけ : 2005年12月20日(火) 02:11 URL edit
    くまエルフさん>>
    ローマのローマたるゆえんは、その政略のたくみさかもしれません。。あこぎなこと大好きですからー。
    メルツさん>>
    塩野さんのローマ関係の本は実はよんだことないんです・・機会があればぜひわたしも読みたいですねえ。
    リンク : 2005年12月20日(火) 17:46 URL edit
    賠償金200タレントってどれくらいかわからなかったんですけど、5.2tですか。それ自体が現在の○○億円 とかそういう換算だとさらにどれくらいなのか想像つきませんが、当時でもそれなりの金額だったんでしょうね。

    僕は塩野さんの読者でもありますが、ひととおりのローマ(イタリア)の歴史を知るのであれば、DOLを遊んでいる人ですとうってつけではないかと。めけさんにとっては物足りない&信憑性に疑問符も付く内容ではないかと思いますが(苦笑)
    くまエルフ : 2005年12月20日(火) 20:13 URL edit
     塩野作品ならば、つい最近「コンスタンティノーブルの陥落」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」の三部作を読み終わりました。
     いやー面白かった。

     これらを読んで以来、チュニスでの海事クエストを引き受けるのにちょっと抵抗感を覚えてしまったのは私だけでしょうか?(苦笑
    めけ : 2005年12月21日(水) 00:37 URL edit
    リンクさん、くまエルフさん>>
    塩野さんの作品は、読みやすくてドラマチックでしかも、歴史もわかるという素晴らしい物と思いますよ。ものたりないなんてとんでもない。ただ・・一連のベネチアの連作で、塩野さんはやっぱイタリア大好きなんだなあと思いました!わたしは、みてのとおり?ハンニバル・カルタゴが大好きですので、ローマシリーズを読んでないのです。
    塩野さんの作品でかわったものですが、「中世のおもしろい裏話」?だったかそんなものがあっておもしろかったですよ。
    話ガ横道にそれてしまったのでこのへんで・・。
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