不死の霊薬エリクサー::歴史雑学
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不死の霊薬エリクサー

2005-12-09 ; 歴史雑学

古来から錬金術師が求めたものは、金づくりと不老長寿の秘薬を追い求めたといいます。得に東洋の錬金術師は王が求めたため不老長寿の方に力を入れてきたそうです。こうしたなか、錬金術の聖地となったのが9世紀中ごろのアラビア半島でした。

●錬金術のメッカ「バグダット」
9世紀半ばのバグダットはアッバーズ朝の元で世界一の大都市として栄えていた。また、イスラム教は他宗教に寛容であったため、キリスト教の異端とされたネストリウス派の学者などが亡命したりして、あらゆる科学・芸術が栄えていた。
そんなバグダットには大量の錬金術師も研究に没頭しており、その中でも最も傑出した錬金術師として知られるのは、アル・ラジであった。
アル・ラジ(865-925)は、生涯に数学・哲学・天文学・医学・薬学など141冊もの著書を残した。中でも自ら実験を繰り返して書いた錬金術の「秘薬の書」は世界中に翻訳されたほどの、大ベストセラーとなったのだ。
彼は、一切の奇跡を否定し、宗教は真理に反すると論じ、原子論に到達したほどの理性の人であった。そのような人物が残した書物だったので、信憑性も高かったようだ。
アル・ラジは化学実験室で、あらゆる鉱物・薬剤を用いて蒸留・溶解・沈殿などを行い、ついに錬金術師が求めたあの「賢者の石」を発見したのだ!この一片を投ずることによって黄金が得られるというエリクサーを!
本当にエリクサーが発見されたのかどうかは、果てしなく妖しいが・・ともかくアル・ラジの書物がヨーロッパに渡り、ヨーロッパでも錬金術が大ブームとなった。これが、近代科学につながるのである。

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