2005-12-06 ; 人物列伝
以前、
バッカニア海賊について少し触れました。
今回は、髑髏の旗についてと、キャプテンキッドについてみてみます。
●髑髏の旗
ゲーテのファウストで、メフィストフェレスはこううそぶく
「海は心を自由にする。力の強いのが正義なのさ。何を積んでいるのかとたずねるんだよ」
この言葉のとおり、カリブ海にかつて君臨したバッカニア海賊は、私たちがイメージする海賊というものに酷似していた。
あの髑髏マークの黒旗を始めて掲げたのは、1700年、フランス海賊のエマニエル・ウインだといわれている。次いでウェールズ海賊のバーソロミュー・ロバーツがもちいて、有名な言葉を残している。
「降伏せよ。さもなくば、汝らの運命はかくの如し」(渋い!)
●財宝とキャプテンキッド
キャプテンキッドことスコットランド生まれのウイリアムキッド(1645-1701)は、国王ウイリアム三世の海賊征伐船長として、マダガスカルへ到着。しかし戦果は上がらず、船上生活も困窮したので海賊に転じる。
ペルシア・ポルトガル・フランスの商船を襲って活路を開き、カリブ海まで乗り出したが、本国から収奪品の未納を疑われて逮捕される。
というのは、この時代にありがちで、キッドもまた貴族たちの支援を受けて私掠活動を行っていたからだ。
その後キッドは、ロンドンの海事法廷で部下を撲殺した罪に問われ縛り首になった。
このキッドが未納した莫大な収奪品は、北米の東海岸に隠されているとうわさになり、これが海賊の埋蔵品の走りとなったわけだ。
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