アルキメデスと王冠::歴史雑学
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アルキメデスと王冠

2005-11-18 ; 歴史雑学

アンナ・スコットさんがアルキメデスのファンということを知り、軍事顧問としてのアルキメデスしか書けていなかったので、今回は違う視点から見てみます。

●「我発見せり(エウレカ)」
シュラクサ(シラクサ)の街で、「我発見せり(エウレカ)」と何度も叫びながら大通りを全裸で走る男がいた。
彼こそが、古代ギリシア史上最も、数学・物理学に功績を残したアルキメデスその人である。
彼は当時すでに「テコの原理」を解明した科学者として有名であった。
「我に足場を与えよ。さすれば地球をも動かしてみせよう」とテコの原理を究めたアルキメデスが言っていた言葉を聞くと、王は、
「できる限り、重いものを動かしてみせよ」と言い、アルキメデスは、滑車を使って片手で帆船を動かして見せた。このテコの原理は、軍事兵器にも利用され、大きな効果があったのは、前回の記事のとおりである。
さて話を戻すと、アルキメデスはこの当時、複雑な形をした王冠が純金でできているかどうかを調べよという、王の命令を受けていた。
王冠を熱で溶かして直方体にして辺の長さを計り、体積を割り出せば、その王冠は銀などの軽い金属がまじっていないかがわかる。しかしもちろん王冠を壊すわけにはいかない。
彼はずっと考えていた。ある日、アルキメデスは、公衆浴場で風呂に入りながら考え事をしていた。彼が風呂にはいると、湯があふれ出る・・。同じく、体の大きな人が風呂に入ると、湯も多くあふれ、また体の小さな人が入ると、湯は少しだけ溢れた。
この法則に気がついたアルキメデスは、これだ!と思い、
「エウレカ、エウレカ」と服を着るのも忘れて発見の喜びに浸っていたのだ。
アルキメデスが考えたのはこうだ。
あふれ出した湯の量を測定すれば、それは浴槽に身を沈めた人の体積に等しいはずだ。もちろんこの場合、頭まですっぽり浴槽に身を沈めないと、人の体積を正確に測ることはできない。しかしとにかく、人体のような不定形は物体の体積を、あふれ出した水の量によって測定できる。
この後、さっそくアルキメデスは王冠を水に沈めて体積を割り出し、同体積の金と比べた結果、王冠のほうがずっと軽いことが判明し、銀が混入していることを証明したのだった。

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