2005-11-17 ; 人物列伝
アルキメデスの開発した新兵器によって思わぬ大敗をくらったローマ海軍。ここで登場するのが、タイトルにもなっているマルケルスです。
さて、彼はこのあとどのような作戦を取るのでしょう。
●アルキメデスの英知
ローマ軍をひきいていたマルケルスは、北イタリアやカルタゴと戦って戦功をたてた歴戦の将軍として知られていた。彼は、海上でのローマ海軍の様子を見て、短期決戦をあきらめ長期にわたる攻城戦を早くから覚悟したのであった。このあたりは、長年の経験からくる名将軍の采配といったところだろうか。
地上戦においても、アルキメデスの英知がおよぶところで、ローマ軍の攻勢はあっさりと撃退される。ここで活躍した新兵器はオナグロスと呼ばれるもので、握りこぶしくらいの石を200個ないし300個、同時に発射できる兵器であった。これは特に、ローマの密集隊形(ファランクス)に威力を発揮し、ローマ兵は防御柵にたどりつくまでにことごとくなぎ倒された。やっとのことで防御柵までたどり着いたローマ兵も、防御柵の隙間から矢を射掛けられたり、槍で衝かれたりしてまったく防御柵を破ることはかなわなかったのである。
●マルケルスの作戦
マルケルスの判断ははやかった。この様子を見た彼は、無理攻めをやめさせ、ローマ軍は敵陣を囲うだけといった状態にとどまる。
シュラクサイは100万都市といわれるほど人口の多い都市で、紀元前212年に入ると、食糧の備蓄問題が発生する。これこそがマルケルスの狙いだったのだ。
ローマ軍は攻囲しながら、シュラクサイの食糧の危機に気がつき、静かに投降勧告を始める。命を保障する上に、こちらには食糧は充分ある。というわけである。
そのうちに、一人二人と帰順者がでると、シュラクサイの内部情報は、マルケルスに筒抜けになってくる。
帰順者の情報をかき集めたマルケルスは、シュラクサイで3月のアルテミスの祭礼が三日にわたり、その期間は誰もが酔いつぶれるほどに酒を飲むだろうと予測。名将は大概優れた予測家であり、マルケルスもまた例外ではなかった。
マルケルスの予測どおり、祭礼は行われ、祭礼の一日目はシュラクサイはローマへの警戒をといていなかった。しかし、ローマがなんら動きをみせぬまま一日目がすぎると、二日目には、城内の誰もが警戒心を失くし、ほとんどの者は泥酔状態となっていた。
機が熟したとみるやマルケルスは、その日の夜中に攻撃命令を出す。内陸部の城壁を登った兵士が、城門を開いたことによって、まず島の手前までを占領。ローマ軍がさらに進軍すると、なんと内通者が島の部分の城門を開けてしまい、あっけなくシュラクサイは陥落してしまった。
また、マルケルスは、アルキメデスを生かしてつれて来いと命令していたにもかかわらず、ローマ兵に殺害されてしまい、マルケルスは大いに落胆したという。彼が一番アルキメデスの英知を評価していたからだった。
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Comment
法則性はどうなってんだろう?
(自宅と会社でクリックしてるんですけどねぇ)
「私の円を壊さないでくれ!」
と、叫んだため、激昂したローマ兵に殴り殺されてしまったそうです。
また、アルキメデスは初めて数学的に球の体積を求めたとされています。アルキメデスの墓の墓碑はには、円柱と内接する球の図が刻まれていたといわれています。これは、アルキメデスが球と円柱の関係を発見した時が一番うれしかったからだとか。
ちなみに、この墓碑を作ったのはマルケルスだったそうです。
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アンナさん>>
アルキメデスの逸話はおもしろいものが結構あって、彼の書かれた本を読んでてもおもしろいっす!