マルケルスとアルキメデス その1::人物列伝
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マルケルスとアルキメデス その1

2005-11-16 ; 人物列伝

古代ギリシア史上名高いアルキメデスは、物理学・数学に多大な功績を残しました。それとともに、アルキメデスは兵器の発明や改良などにも手を貸していました。

●シキリア島のシュラクサイ
第二次ポエニ戦争でハンニバルがローマと戦っていた最中、シュラクサイ(シラクサ)は、紀元前215年にハンニバルが戦争に勝利すると判断した。そこで、崩御したばかりの親ローマ派のヒエロン二世の政権を放棄し、カルタゴと結ぶ。
ヒエロン二世の后であったフェリスティスと皇太子ヒエロニスムは、元から親カルタゴ派として知れれており、上の王子のゲロンは親ローマ派であったが、紀元前215年に暗殺されたと思われ、この年に没したことになっていた。
ローマはこのシュラクサイの裏切りに憤怒するが、この時期はハンニバルの脅威のため、派兵するだけの余裕はなかった。しかし、紀元前213年に入ると、ついに懲罰の意味からローマは遠征を実施したのであった。

●ローマ軍上陸する
夏の暑い日の午後、ローマ海軍はイオニア海に姿をみせ、シュラクサイの北と南にローマ軍が上陸し始める。
シュラクサイは、内陸部とオルティージャ島に分かれ、堅固な要塞でしっかり囲まれていた。そこで、ローマ海軍は島の先端の細い部分に目をつけ、そこに接近し攻撃を開始する。
ここで、ローマ軍は新兵器の洗礼を受けることになる。この地には、古代ギリシア史上名高い天才アルキメデスが兵器の開発をしていたのである。
なんと、ローマ海軍の艦船に、正確な球体に仕上げられた石の砲弾が、うなりを生じて飛来し、艦船の側面におそいかかったのだった!
その砲弾はたやすく艦船の側面をぶち抜くほどの威力であった。これは、投石機と呼ばれる兵器である。
なんとか投石機の砲弾をかいくぐって、城壁に接近したローマ艦船。しかし、今度はアーム状のものが振られ鉤(かぎ)が舷側に突き刺さり、そのまま吊り上げられた船尾から海中に放り込まれた。
この見たこともない新兵器にローマ海軍はたちまち恐慌状態に陥ってしまった。
この新兵器に対し、艦隊の司令官が取れた行動は、投石機の射程外に出ることだけであった。こうして、アルキメデスの新兵器によって、緒戦は、ローマ海軍の大敗となり、オルティージャ島への接近が実質不可能になった。
この後二日ばかり、ローマ艦船の攻撃が続くが、新兵器に足止めをくらい合計100隻近い船が沈められた。

この後の展開は次回で・・・・。

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    Comment

    アンナ・スコット : 2005年11月16日(水) 02:52 URL edit
     じつは、私、アルキメデス先生のお話大好きなんです!

     私は、中学生の時、円錐の体積の公式の(底辺の面積×高さ×1/3)の1/3がどこから出るのか解らずに、先生に質問した所、

    「微分・積分からその数字が出ます。」
    といわれ、さらに質問すると、
    「大人になったら解ります。」
    「公式は意味を考える事よりいまは覚えた方がいいのです」
    とのお答え、、、それ以来、数学というものに苦手意識を持ってしまったという事があります。

     その後,調べていくと、この、アルキメデス先生が微・積分が無い時代に、円錐の体積を求めていた事を知り、その方法を見るととても解りやすく、苦手意識から開放された事があるのです。

     だから、このアルキメデス先生は、アル意味、私の恩人でもあるのです。

     お話の続き、とても楽しみにしています。
    アンナ・スコット : 2005年11月16日(水) 03:09 URL edit
    すいません、誤字です。

    公式は「底辺の面積」ではなく「底面の面積」でした。。。


    それと、ちなみに、大人になった今でも、微・積分から、どうやったら1/3が出るのか解りません><
    めけ : 2005年11月17日(木) 00:17 URL edit
    微積分てなんですか?ってかんじのめけです。
    どのおはなしかわからないすが、次のエントリーでアルキメデスのことかいてみます~。
    大人になっても、めけもその意味わからんです・・。
    セシル : 2006年01月20日(金) 13:45 URL edit
    どもっ。最近めけさんのblogがおもしろおかしくてまとめ読みさせていただいております。
    んなわけで、こんな所に亀レス。

    円錐を円(2次元の円)が垂直方向にたくさーん、つみかさなった形だと考えまひょ。
    ただし、yとrに何の制約もないと円柱になっちゃうかもしれんし、女性の体型的なボン・キュ・ボンになっちゃうかもしれないので y=ar の制約をいれまひょ。
    さらにこの傾きaは円錐の底面でも(当然)みたさないといけんので、底面の半径をR、円錐の高さをHとすると
    H=aR も満たす。2つあわせて、y=Hr/R.

    ∫πr2dy = ∫π(Ry/H)^2 = 1/3πHR^2

    ほら出た。
    つーか、マジで思い出せなくて1時間近く悩んでしまったのは秘密だだだ。
    #だって社会人になったらまるで要らない知識なんだもの(^^;

    それ以前に、こんな昔の記事へのコメントだれも見ていないという意見はあえて却下させていただく。号却下だ!
    めけ : 2006年01月23日(月) 01:37 URL edit
    セシルさん・・・・。すでに、その数式に使われている記号わがりません・・・・ORZ・・。
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