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ブレーズ・パスカル その2

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「早熟の天才」ブレーズ・パスカル その1

2005-11-12 ; 人物列伝

信じられないほどの数学・物理学に功績を残したパスカル。それほどの天才が生涯にわたって考えたのは、神についてでした。今回はパンセの内容をみてみます。

●人間は考える葦である。
人間は自然の中では弱弱しい、たかだか数十年で死んでしまう葦(葦とはどこにでも生える雑草)にすぎない。しかし人間は考える葦である。
パスカルはここで何を言おうとしていたのか・・。
彼は、ここで宇宙(神)と人間を比べようとしている。もちろんパスカルは物理学者なので、自然や宇宙というものについて冷静に考察している。しかし同時にパスカルは神についても考えている。
人間は神によって生を受け、神によって命を絶たれる。神は偉大で、人間は無力だ。だが、人間は神の偉大さと自分の無力さを知っている。だからこそ人間は「高貴である」とパスカルは言い切っている。
わたしたちは、宗教と科学をとかく対立したものと考えがちだが、現在においても、ゆるぎない信仰を持っている科学者は少なくない。むしろ、真理の研究は強い信仰心に支えられているというケースが多い。
パスカルに話を戻す。
この宇宙は神が創った。だからこそこの世界には、明解な真理があるはずだ。世界はでたらめに動いているのではない。人間がまだ気がついていないだけで、多様で複雑な自然現象の背後には、必ずシンプルな定理・法則が隠されている。
ゆれる振り子をみていたガリレオの前には、神が創った宇宙の真理があった。「それでも地球は動く」と有名な言葉を残したガリレオは決して神を否定したわけではない。(この発言で法廷に神にそむく考え方として取り下げるように、裁判所によばれた)
彼が発見した慣性の法則も、重力の法則、さらには地球そのものも、神が作った真理なのだから。
パスカルもまたガリレオと同じく、神の存在を信じていた。しかしパスカルは神の偉大さと人間の無力さを認めたうえで、人間もまた偉大な存在であると宣言している。人間は「考える葦」であり、神が創造した宇宙を理解しようとしている。
この「考える葦」というパスカルの宣言は、キリスト教によって抑圧された中世の世界観から脱却して、近代的なヒューマニズムの考え方の出発点になったのだった。

少し、話が煩雑になってしまい申し訳ありません・・・反省・・・。

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