「早熟の天才」ブレーズ・パスカル その1::人物列伝
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「早熟の天才」ブレーズ・パスカル その1

2005-11-11 ; 人物列伝

大航海時代も終わりを迎えようとしていた時代・・・。少し、時代的に先の人物になるかもしれないんですが、この歴史史上最高の早熟の天才とも言えるパスカルを紹介したいと思います。
宗教改革によって、新教とカトリックが闘争を繰り返した時代のお話です。

●ブレーズ・パスカル(1623-1662)
フランス中部のクレルモンで生まれたパスカルは、幼少から病弱でいかなる職業にも就くことなく、書斎の中で思想にふけるだけの人生を過ごした。父は税務高等法院の副委員長を務めており、ブレーズが8歳のときに父は職を辞めてパリに移住する。また、父は一流の資産家で当時の一流の科学者や数学者と交遊していた。
父は税務と会計学が専門で、数学も得意だったが、息子が病弱だったためラテン語の古典だけを教え、それ以外の学問は禁じていた。
12歳のとき、ブレーズはこっそり姉ジルベルトに「幾何学とはなにか?」とたずね、姉は「図形についての学問だ」と答えただけだったが、ブレーズはたちまち、幾何学の創始者ユークリッドが残した32の基本定理を、順番もそのままに証明してみせたのだ!
さらに驚くべきことに、16歳のときに「円錐曲線論」(これについては、わたしが数学がまったくわからないので、上手く説明できないので省きます。)という著書を刊行し、周囲の度肝をぬいた。また、パスカルが生涯にわたって発見・発明したことは、このような感じである。
■円錐曲線の定理
■パスカルの定理(流体と圧力の法則)
■気圧の発見(ヘクトパスカルという名で今も残る。)
■歯車式の電卓(20世紀初頭まで使われた)
■確率論
このように、物理学と数学で信じられないほどの業績を残したパスカルであったが、その短い生涯において、彼はほんの気まぐれで考えた結果の実績であった。彼が生涯考え続けたのは神についてであり、彼の死後敢行された「パンセ」は哲学史上不朽の名作になる。最も有名な一文はこれである。
「人間は自然の中では最も弱い一本の葦でしかない。しかし人間は考える葦である。人間を倒すのに宇宙は武器を必要としない。一陣の風、一滴の水が、人間の命を奪う。だが、宇宙が人間を倒すとき、人間は宇宙よりも高貴である。なぜなら人間は自分が限られた命でしかないことを知っている。自分の無力と、宇宙の偉大さを知っている。宇宙は人間について何もしらない」
いわゆる、パンセの中の「考える葦」についての記述がこれである。この考える葦については次回で・・・・。

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