アルマダの海戦 その8::歴史雑学
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アルマダの海戦 その8

2005-11-09 ; 歴史雑学

ながながとアルマダ海戦について語ってきましたが、ようやく全部書くことができました。フェリペはその後二度にわたってイングランドに艦隊を派遣しましたが、いずれも失敗に終りました。
今回は、イングランドが勝てた要因を見てみます。

●船舶の差
波が高い外洋に面していたイングランドは、船が全て外洋用の帆船だった。これに対し、波の穏やかな地中海中心のスペイン艦隊は、ガレー船が主体で、外洋で戦うには船が向いていなかった。
また、大航海時代の技術革新で、船での戦いは、白兵から砲撃後白兵、その後、砲撃主体と変わっていった。アルマダの海戦は、砲撃後白兵の時代に終わりを告げた戦いでもあったのだ。
ただ、まだまだ砲撃の威力はそれほどたいしたものではなかったので、地中海で戦闘を行っていれば、スペイン船とイングランド船の性能の差はそれほどでなかったと思われる。むしろスペインが有利に戦えたのかもしれない。

●ネーデルラントと戦争状態にあった
スペイン王フェリペもドレークに完敗した先の戦いで、イングランド船の優秀さは熟知していた。そこで、ネーデルラントにいるファルネーゼ公と合流し、上陸戦を行うつもりだった。しかし、ネーデルラントの妨害にあいそれは適わなかった。
もし、ファルネーゼ公と合流することができていれば、物量に勝るスペイン艦隊がイングランド艦隊に勝利できたのかもしれない。
余談ではあるが、当時のネーデルラントは世界一の造船技術を持っていて、イングランドに供給された船はオランダの優れた技術が組み込まれていた。

●海のプロフェッショナルがいなかった
プレヴェザの戦いでは、海の牙ことアンドレア・ドーリアを雇うなど海戦のプロフェッショナルを雇い戦いを任せたりしていたのだが、レパント海戦以後、海戦のプロフェッショナルを欠いたスペインは、有効な戦略を練れないばかりか、陸戦に長けた司令官を選出したりしていた。
一方のイングランドは、ドレークやホーキンズなど優れた海戦のプロフェッショナルを選出していた。

以上がわたしなりのアルマダの海戦の分析です。みなさまはどう思われますか??

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