アルマダの海戦 その7::歴史雑学
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アルマダの海戦 その7

2005-11-08 ; 歴史雑学

いよいよ火船作戦を決定したイングランド軍はいよいよスペイン軍を切り崩しにかかります。今回は28日以降の戦いをみてみます。

●28日カレー沖の海戦
28日の明け方、カレー港に停泊中のスペイン艦隊を、火船で攻撃することを決定したイングランドは、100トンから200トンくらいの船に燃えやすいものを積んで火をつけ、スペイン軍に突撃し、スペインの堅い防御陣形に楔をいれようとした。
スペイン艦隊もイングランドが火船作戦で来ることは読んでおり、その対策は万全であった。
いよいよ火船8隻が放たれる。風上から予想以上のスピードで燃え盛る船がスペイン艦隊に向かう。その船の速度があまりに速すぎたので、スペイン艦隊はあわてて碇を捨てて出撃するが、艦隊行動をとれるほどの余裕がなく四散する。この火船作戦によって碇を失ったスペイン艦隊は、潮流にのって北東方向に漂流することになる。翌29日、クラヴニール沖を潮流にのって航行するスペイン艦隊をイングランド艦隊は全力で猛追し、各個撃破しにかかる。夜明けから戦闘が開始され、スペインの最大船ロレンソ号が航行不能になり、ガレアス船指揮官モンガータは戦死。
その後も追撃が続き、約10時間かけて、スペイン船3隻を撃沈。2隻を航行不能にすることに成功。
翌30日の朝には、さらにスペイン船4隻が撃沈。1隻が浸水で航行不能に。運の悪いことに、強風でさらに3隻の船が行方不明に。
この戦いで、アルマダは計17隻を失い、戦闘継続意欲はもはや無かった。さらにイングランド艦隊は追い続けるが、北緯55度を超えた時点で、もはやイングランドに上陸する可能性はないとして引き上げたのだった。また、イングランドは一隻の被害もなかったのだ!
大勝利を凱旋するイングランドに対し、アルマダは悲惨なものだった。
イングランド艦隊に追尾されていたため、ドーヴァーに戻ることができず、北回りでスペインに帰還することを決意したものの、この航路を知る航海士はおらず、さらに、補給できないことによって船員は栄養不足・船は不衛生になり、疫病が流行する・・・・・。
シドニアはなんとか食料を維持しながら9月15日にサンダデルに寄港したものの、2万人以上の兵が失われた・・・・・。

次回は、アルマダのまとめです。

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    冒険スキルあがりませんがなにか?

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