2005-10-18 ; 歴史雑学
ピタゴラスの定理は、ピタゴラスが生まれる前からエジプトでは使われていたというお話を前回いたしました。
しかし、この定理、エジプトで開発されたものではなかったのです。
この定理を発見したのは、文明の開化者シュメール人だったのです。
●シュメール人の数学
シュメール人は前4000年ごろメソポタミアに移住し、前3000年ごろにはギルガメッシュ叙事詩で有名なウルクやウル、ラガシュなどの史上最古の都市文明を築き上げた。
彼らは、楔形文字や車輪などを発明したのだが、詳しくは当ブログでいくつか記事があるので、検索窓もしくはDBのほうで興味ある方は見てみて欲しい。
さて、この優れたシュメール人の間ではエジプトでピラミッドが作られる以前に、この定理を使って神殿を構築していた。
このことで、この定理は、シュメールからエジプトへ伝播したと想像できる。
考古学者サミュエルの言葉に「文明はシュメールで始まる」という言葉があるが、あらゆる文明はエジプトより先にシュメールで発見されていたのである。
■円周率
ピタゴラスの定理以外の例として、円周率を出してみよう。この円周率は、前3世紀アルキメデスが算出したとされているが、実は、アルキメデスが生まれる2000年以上も前に、エジプトではピラミッドを作るために円周率を使っていたのだ。しかし、これより以前に、シュメールの祭司や書記たちはとっくに、円周率を計算しつくしていた。
工芸品、文字、幾何学などあらゆる文明は、シュメール人を発端としていると言っても過言ではないのだが、なにか納得がいかない・・。
いろいろな文明が交じり合って優れたものだけが残っていくのなら話はわかるのだが、シュメールだけとなると話は変わる。彼らは、彼ら以前のすぐれた文明からいろんなことを学んだのではなかろうか???
それこそオーパーツにつながる文明から・・・。
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